今回も投資用ワンルームマンションの任意売却の事例になります
任意売却の相談で、相談も多く、かつ最も販売が苦戦する例が投資用ワンルームマンションになります。
特に、『フルローン』『新築』は注意が必要です。ほとんどのオーナー様のケースで赤字になっていると思われます。
そして、新築の場合には、売却時に残債以上で売れることも、『ほぼありません』、滞納の末、または運用が毎月赤字の状況で、任意売却という事例が多いです。
ワンルームマンション投資は『売りづらく、購入しても任意売却になりやすい』という客観的事実だけは是非知っておいて下さいませ。
(ここでは、残債よりも販売価格が下回ってしまうという意味で【任意売却】として説明しております。必ずしも滞納が続いている状況とは一致しません)
それでは、話を戻します。
相談者さまは20代で地方在住の方です。単身の男性です。
購入のきっかけは、新築の投資用マンションの電話営業でした。
手持ちの資金はほぼない状況でしたが、投資には非常に興味があり、貯蓄が出来たら株式投資か不動産投資をしようと考えていたようです。そんな中、電話営業がきました。
手持ち資金は0円で大丈夫、保有すれば将来の年金代わりになり、節税効果にもなります!と業者のセールストーク3点セットで当時は非常に魅力を感じたそうです。
業者の熱心?な営業もあり(5時間超の電話+東京から直接相談者さまの地方への直接訪問です)フルローンで購入されました。
利回りは約4.5%想定です。厳しいです、、、
当初の数年間は、すぐに入居者が決まり、空室にもなりませんでした。しかし、その後は、退去時に想定外の費用がかかったり、ご自身に想定外の事態が起こり出費がかさんだり、、、、、
相談者さま、冷静に考えて疑問を感じました。初期費用(保証料、登記費用、取得税、保険料、中古なら仲介手数料など)と売却時の経費を考えたときに一体わずかな黒字の積み上げで諸経費を回収するだけでも何年かかるだろうと、、、
通常は購入と売却時の経費だけでも物件価格の約8%前後かかります。2500万円の物件なら約200万円です。2000万なら約160万円です。
計算すると、、、、ほぼこの物件は所有する意味がないと結論を出したそうです。
早速、売却活動を開始です。
続きは、次回 販売活動編 で投稿させて頂きます!