前回の続きになります
少し、要約して振り返ります。
今回の相談者さまは、新築のワンルームマンションを『フルローン』『利回り約4.5%』で購入しました。表面利回りです。
しばらく保有していた結果、購入時の初期費用を回収するだけでも『どれくらい時間がかかるのだろう?』と疑問に思ったそうです。
結論⇒ 『保有する意味はない』ということで販売活動を開始する意思を固めて、相談をして頂きました。
それでは、本題の販売活動編です
まずは、物件の査定です。前回も投稿しましたが、ワンルームマンションは販売が非常に困難です。特に新築時に購入した場合は、ほぼ残債を割れてしまいます(保有が短期に限ります)、そして販売時には、想定する購入者もまた投資家になるため利回りを重視しており、売主法人なら提供できるメリットも個人では提供できませんので、さらに厳しいです、、、、
さて、査定の結果ですが ⇒ 新築時と、現在のマーケットでの差は数百万円超です。実はこれくらいの残債割れ普通にあります、、、新築は買った瞬間に値下がりするのです、、、
この差額については、相談者さまの融通した資金と債権者との話合も含めてなんとかなりそうです。よかったです!!
あとは想定した金額で売れれば、無事に問題解決完了です♬
しかし、ここから、すみません、、、、、想定はしていましたが無茶苦茶時間がかかってしまいました。3ヶ月で結果を出したかったのですが、、、
相談者さま、『この物件は本当に売れるのか?こいつに任せて大丈夫か?』と不安にさせてしまいました。申し訳ございません、、、
結論からいうと、無茶苦茶時間がかかってしまいましたが、無事に売却できて、新しいオーナー様も満足そうでした。近所にいくつか保有しており、環境面ですごく気に入ってくださいました。やはり不動産は本当にご縁ですね。
ワンルーム投資は厳しいということを承知のうえで、新しいオーナー様に引き渡すのは多少心が痛みますが、最終的には出口で総合的には利益を出して頂きたいと陰ながら応援しております。
2回にわたりワンルームの任意売却事例を投稿させて頂きました。(まだまだワンルーム事例はたくさんあります💦)
客観的事実としてワンルームマンション投資は厳しいという認識を持ってください。また、セールストークでよく使われる『節税』のために投資を行うなら、それは本末転倒です。投資は、利益を出すものであり、赤字をだして節税をするものではございませんので、くれぐれも慎重にお願い致します。