東日本大震災の影響で住宅ローンが払えなくなり、自宅を任意売却に、、、
非常に懇意にしていただいている弁護士先生からご紹介頂きました。
ご相談いただいたときは既に自己破産の手続きを相談されていました。
ご相談者様は建築やリフォーム会社を経営されていました。それまでは順調にお客様を増やされ、軌道に乗り『さぁこれから』と思われていた中、あの震災が起こってしまったのです。
あの時は流通網もやられ、倉庫の資材も流されて、至るところで物不足。いつ資材が来るかわからない、いつ完成するかわからない、工期がどれくらいかもわからない状態でした。
予定通りに出来なくなり、お客様に迷惑掛かるので、新規請負も請けられなくなってしまったそうです。ご相談者様は住宅ローンもあり、事業の運転資金の返済や下請けさんへの支払いもあったので、当初は貯蓄を崩して回していたのですが、先が全く見えてこないので弁護士さんに相談されたようです。
金融機関と打ち合わせをし、売却開始しました。
暫くしてお客様が見つかりました。
実は、お付き合いのある方にご自宅を買ってもらい、そこに賃貸借で借りて住むという素晴らしい形でした。お引越しせずにそのままお住まいになる。引越しの費用や手間もいらない、近所の方々にも全く知られない。
今直ぐには買い戻しは難しいですが、ローンが組めるようになる7~10年後にチャレンジするということも可能ですから・・・。